標高85mの淡水決戦――“イン受難”の異名を持つびわこ競艇を制する鍵とは?
ボートレースびわこは、日本最大の湖・琵琶湖を舞台に繰り広げられる変則水面のレース場。淡水ゆえに水が硬く、さらに高地特有の気圧の低さも重なってモーターの出足が鈍りやすいのが特徴です。加えて、春先には北東風とうねりが加わり、選手の技術と調整力が問われる波乱含みの舞台ともなります。
本記事では、びわこ競艇場の水面特性・スタート傾向・シード番組の狙い方・季節ごとの予想ポイントまで徹底解説。安定勢力に乗る本命戦から、中穴〜大波乱を狙う舟券戦術まで、びわこ攻略のヒントをお届けします!
ボートレースびわこの水面特性とは?
びわこ競艇場は日本最大の湖「琵琶湖」の一角にあり、水質は淡水。海抜約85mの高地に位置するため気圧が低く、モーターの出足が鈍りやすい水面です。水が硬いためターンで流れやすく、出足型より伸び型モーターが有利になる傾向。
春先は雪解け水の影響で水位が上昇し、北東風と重なることで水面が荒れやすく、うねりが発生することも。選手のターンスキルや波巧者ぶりが問われるレース場といえるでしょう。

スタート傾向とイン逃げの特徴
以前は”イン受難”の代名詞だったびわこも、第一ターンマークの移設(2020年)やシード番組の拡充により、インコース勝率は50%台後半まで回復。
それでも全国平均には届かず、センター・アウトの攻めが決まるケースも多く見られます。特に4コースの展示一番時計は要注意で、ダッシュ勢が攻める展開からの「6コース差し」も波乱の一因です。
びわこ予想のコツとシード番組の狙い目
びわこではイン逃げの信頼度が低めな分、シード番組では1号艇にA級選手を配置して本命戦の構造を強めています。主なシード番組は以下の通り:
レース名 | 編成 | 傾向 |
---|---|---|
1R「びわこ幕開け戦」 | 1号艇A級、2〜6号艇B級 | 1コース1着率70%超、1-2=3などが高確率 |
5R「ゴゴイチびわこ」 | 1・2号艇にA級 | 1-2軸での絞り買いが有効 |
6R「チャレンジ6」 | 6号艇にA級 | 波乱含み、6コースの突き抜け注意 |
7R「456だセブン」 | 4〜6号艇にA級 | ダッシュ強襲パターンに警戒 |
季節ごとのレース傾向と注目ポイント
季節 | 傾向 | 注目点 |
春(3〜5月) | 波乱 | 雪解け水+北風で水面荒れやすい。波巧者が浮上 |
夏(6〜8月) | 混戦 | 新モーター+気温上昇でパワー不足。モーター整備力が鍵 |
秋(9〜11月) | 本命 | 中間整備明けで機力アップに注目。コメント要確認 |
冬(12〜2月) | 本命 | 水面安定。スピード戦&イン有利傾向強まる |
枠番別の人気出目TOP10(2024年)
順位 | 出目 | 出現率 | 平均払戻 | 回収率 | 万舟率 |
1 | 123 | 6.8% | 1,062円 | 72.2% | 0.0% |
2 | 132 | 5.8% | 1,551円 | 89.2% | 0.0% |
3 | 124 | 5.5% | 1,367円 | 75.2% | 0.9% |
4 | 134 | 5.1% | 1,827円 | 92.3% | 0.9% |
5 | 125 | 4.5% | 1,962円 | 87.3% | 1.1% |
6 | 143 | 3.9% | 2,342円 | 91.4% | 2.5% |
7 | 142 | 3.8% | 1,879円 | 70.5% | 0.0% |
8 | 135 | 3.4% | 1,865円 | 63.5% | 0.0% |
9 | 152 | 2.5% | 3,832円 | 95.8% | 6.0% |
10 | 213 | 2.4% | 3,820円 | 91.7% | 8.3% |
「1-2-3」「1-3-2」「1-2-4」のような本命型が出現上位だが、「1-4-3」「1-5-2」などセンターや外枠の好走による中穴も狙い目。
所在地・アクセス・施設情報
- 所在地:滋賀県大津市茶が崎1-1
- 最寄り駅:JR大津京駅(徒歩13分・無料バスあり)、京阪大津市役所前駅(徒歩10分)
- アクセス:名神高速道路 大津IC/京都東ICより各15分
- 駐車場:約1,000台(無料)
- 外向発売所:レイクルびわこ
主な開催レースとイベント

- G1:びわこ大賞(周年記念)
- G2:秩父宮妃記念杯
- G3:つるやパン提供 サラダパン賞
- 女子戦:びわこプリンセスカーニバル
- 新人戦:びわこ新人王決定戦
- 一般戦:ビナちゃんカップ、滋賀レイクスターズカップ、新春滋賀県知事杯争奪戦 など
まとめ|びわこ予想は「うねり」と「伸び型モーター」を読め!
ボートレースびわこは、標高・水質・うねりという3つの壁が舟券戦略を難しくするレース場です。イン逃げだけでは勝負にならず、センター・アウトからの攻撃や波巧者の見極めが求められます。
一方で、シード番組や冬の水面安定期など、買いやすいタイミングも存在。モーター素性や展示タイム、選手コメントを多角的にチェックし、展開を読むことで的中率・回収率ともにアップを狙えます。
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