広島競輪場（アーバンサイクルパーク広島）｜バンク特徴・決まり手・アクセス・攻略ポイントまとめ

広島競輪場（アーバンサイクルパークス広島）は、2024年の全面リニューアルで生まれ変わった400mバンク。みなし直線は57.9mと全国平均より長く、捲りが決まりやすい“スピード型バンク”として知られています。新しい走路によりハイスピード戦が増え、選手の自力脚が反映されやすいのも特徴。本記事では、バンク特徴・決まり手傾向・風の影響・攻略ポイントをわかりやすく解説します。

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1. 広島競輪場｜基本データ
2. バンクの特徴（構造 × レース傾向）
3. 風の影響（広島バンクは季節差が大きい）
4. 決まり手傾向（逃げ・捲り・差し）
5. 広島バンクの攻略ポイント（簡潔まとめ）
6. 地元ラインの傾向・主なホーム選手
7. 場内グルメ・周辺スポット
8. 所在地・アクセス
9. 記念競輪（ひろしまピースカップ）など主な開催
10. まとめ

1. 広島競輪場｜基本データ

バンク周長：400m
みなし直線：57.9m（全国平均56.2mより長い）
カント：新マッコンネル曲線（クセの少ない標準型）
走路：新舗装による軽い路面
逃げ：21％（旧バンクデータ）
捲り：32％（全国平均28.7％より高い）
差し：47％
電話投票番号：62#
ナイター開催：―（現状はデイ開催メイン）

※ 2024年にバンク＆スタンドが全面リニューアル。
サイクルスポーツ施設やホテルを併設する“都市型パーク”として再オープン。
レースは11月30日のモーニング開催から再開し、12月20日からは広島記念（GIII）を実施。
照明設備も整備され、今後はナイター・ミッドナイト開催にも対応予定。

2. バンクの特徴（構造 × レース傾向）

① バンク形状の特徴

広島バンクは…

・みなし直線が長い
・コーナーから外伸びが効く
・スピードに乗った捲りが決まりやすい
・クセが少なく「自力脚の強さ」が反映されやすい

リニューアル後は路面が滑らかになり、上りタイムが向上。
特にトップ選手のレースでは高速決着が増えると予想されています。

② 旧バンクの特性も一部継承

旧バンクは“やや重め”といわれる時期もあり、
直線が長いわりに差しが伸び切らないことも多かった。

その影響を受けつつも、新装路では
「軽くて走りやすい」＝スピード型優位 の傾向が強まる印象。

3. 風の影響（広島バンクは季節差が大きい）

広島は海に近く、冬は向かい風が入りやすい。
風向き次第でレース質が大きく変化します。

追い風：捲りの破壊力が増す（外が飛んでくる）
向かい風：先行ラインが粘りやすい
横風：隊列が乱れて波乱含み

特に12〜2月は向かい風が強く、
スピード型が伸び切らず差し寄りの決着が増えることも。

4. 決まり手傾向（逃げ・捲り・差し）

✔ 逃げ：21％（全国平均23.3％より低い）
直線が長いため押し切りはやや厳しめ。
ただし走路が軽くなったことで成功率が上昇する可能性も。

✔ 捲り：32％（全国平均28.7％より高い）
広島の象徴的な決まり手。
スピード型・自力型の選手が力を発揮しやすい。

✔ 差し：47％（全国平均48％と同程度）
みなし直線は長いが、旧バンクでは決して高くなかった。
新装バンクで伸び方がどう変わるかが今後の注目点。

5. 広島バンクの攻略ポイント（簡潔まとめ）

・みなし直線が長い → 追い込みが届きやすい
・捲り比率が高い → 自力型を厚めに評価
・向かい風の日 → 逃げ＋番手ラインのワンツーが増える
・風の季節差が大きい → 冬はレース質が変わる
・リニューアル後は高速化 → スピード戦に注意

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6. 地元ラインの傾向・主なホーム選手

中国地区は”自力型”と”番手型”のバランスが良く、
ラインの連携が強い地域として有名。

主なホーム選手
・松浦悠士
・町田大我
・西田優大
・黒瀬浩太郎
・吉岡詩織

総合力の高い地区なので、地元ラインが展開を作ることも多い。

7. 場内グルメ・周辺スポット

✔ 「ちから」のうどん・中華そば（場内1階）

1935年創業の広島老舗チェーン。
うどん・中華そば・いなり・おはぎなど“広島の味”が楽しめます。

✔ 周辺スポット

・広島港
・宇品海岸エリア
・サイクルパーク併設ホテル

観戦＋レジャーの相性が抜群。

■アーバンサイクルパークス広島

広島競輪場を中心に整備が進む複合エリアで、競輪以外のスポーツやレジャーも楽しめるのが特徴。競輪選手の宿舎を兼ねたホテル棟、芝生広場や子ども向け遊具、公園エリア、さらに BMX・スケートボード・キックバイクなど“アーバンスポーツ”ができる専用スペースも順次オープン予定。
2025年6月にスタンド棟が先行オープンし、同年11月から市営競輪を再開。2026年3月には全エリアが完成し、本格的なリニューアルオープンを迎える予定です。観戦とレジャーを一度に楽しめる、新しいタイプの競輪場として注目が高まっています。